こんにちは!
前回に続き特急やくも号の編成についてご紹介します。
- 4両編成
- 6両編成
- 7両編成
- 9両編成
特急やくも号は上記の4パターンありますが、前回は4・6両の基本編成について説明しましたので、増結編成を入れた7両と9両編成の紹介をします。
端的なことを言えば、基本編成に3両を増結すればいい話です。ですが、その3両編成を「どの編成を」「どこに増結するか」がカギになってきます。
↑増結時に使用される3両編成
・5(7)号車 モハ381-500 ※電連取付により500番台化
・6(8)号車指定席 モハ380-0
・7(9)号車指定席 クハ381-100 ※日根野または福知山からの転属車両
()内は9両編成時の号車番号
この3両はKATOのノーマル編成セット内に入ってる内容です。この増結編成をノーマル・パノラマ・サブ編成の岡山方に連結する形になります。
4両基本に増結して7両、6両基本に増結して9両となります。特徴的なのは、7(9)号車に入るクハ381-100。こちらは元々日根野か福知山に所属していた車両で関西地区での381系運用終了に伴い転属してきた車両です。
模型では行先表示器が幕式であるのを再現するため、白色になっているのが特徴ですが、実は内装も元からのやくも編成車両と異なっています。
↑クモハの入ったノーマル編成に増結した様子
ノーマル編成のクモハと増結編成には電気連結器が装備されています。(改造に伴い500番台化。スーパーくろしお時代と同じ番台ですね)
おかげでジャンパ栓での接続が不要となり連結しやすく、週末・土休日・繁忙期にはよくある増結風景となりました。クモハには貫通扉がありますので、通り抜けが可能です。この点は「スーパーくろしお」や「くろしお」時代とは異なりますね。
↑もう一つの増結編成・・・?
実車を見て驚いたのですが、なんとノーマル編成からグリーン車のクロを外して増結編成としているパターンがありました。
並びとしては、サハ-モハ-クモハの3両です。これが実車になると・・・
↑クハの次にサハが連結されている様子
パノラマ編成(クハ381-142の編成)に連結されています。この場合、貫通扉はありませんので、通り抜けができません。この先に連結されているクモハにはあるので、連結する順序を変えると通り抜けが可能なのですが・・・。なんとも惜しいような悔しいような編成です。通り抜け不可のため、サハの貫通扉には塞ぎ板が取り付けられています。
↑KATOの説明書の編成例
一応編成例には載っていますが、実際に見るとびっくりですよね。上から4つ目が今回のパターンです。本当は一番下の例のようにクモハが中間に入ってほしいなぁと思うのですが。
4番目と5番目のパターンを再現した場合、ノーマル編成からクロが余り、増結3両編成部分と組み合わせることでサブ編成っぽいのが再現できます。そのため、ノーマル編成と今回のパノラマ編成を2つのセット持っているといろいろと楽しめますね。(ただし9両編成と4両編成というアンバランスな組み合わせになりますが・・・)
というわけで、複数ある増結編成のパターンを基本編成の間に入れるのか、岡山方に連結するのか、で様々なパターンがある訳です。
なお、増結編成の増解結については車両基地内で行われている様子で、岡山駅や出雲市駅では行われていません。また、岡山駅では上り列車が到着後、引き上げ線に入ってすぐに下りの折り返し運用に入るため、車両交換はありません。(夜間、早朝の列車については岡山電車区へ引き上げています)
↑岡山(おかやま)駅での編成案内(その1)
2022年の3月ダイヤ改正までは岡山駅のホーム上に編成案内がありました。(現在では掲示されていません)
日によって編成パターンが変わるので、「今日はどんな編成だろう?」と見るのが楽しみでした。この日は6両または7両で統一されていました。また現在とはパノラマ型が入る列車が異なっており、当時は7・9・23・25号が充当列車でした。そうすると3号と17号はサブ編成での運転になりますね。それ以外は4両編成に3両を足した7両での運転の様です。
↑岡山駅での編成案内(その2)
そして繁忙期にあった9両編成がある案内です。6・7・9両編成の3種類が混在しています。
7・9・23・25号はパノラマ編成が入った堂々の9両となっています。あまりに長いため、右側の1・2号車がはみ出ているかのような案内になっています。こちらも3号と17号は6両編成ですので、サブ編成での運転ですね。
↑岡山駅での編成案内(その3) 2019年8月お盆シーズンに撮影
そしてそして!
「やくも」の編成がフル回転しているかのような、最繁忙期(?)のパターンがこちらです。綺麗に7両編成か9両編成の2つしかありません。先ほどまではサブ編成を使用して6両だった3号と17号も7両編成になっています。
これはもうすごいですね・・・。この図ではシンプルな2種類の掲示に見えますが、実際には様々な編成パターンやいわゆる変態連結が繰り広げられていたと思うとワクワクしますね。
↑新見(にいみ)駅での編成案内
おまけですが、新見駅でも編成の案内がありました。こちらは岡山駅と違い、乗車位置の案内があります。特に4号車よりあとの車両はドア位置が異なるため、その部分についても案内されています。これを見ると同じ4両編成でもドア位置が異なるので、ノーマル編成かパノラマ・サブ編成かがわかりますね。
さて、いろいろと編成パターンを見てきましたが、皆さんはお好みの編成パターンはありますか?模型ではいろいろな編成パターンで楽しめるので、ぜひお好みの編成で走らせてください♪
次回は「やくも」の車内の様子などを紹介したいと思います。お楽しみに!