こんにちは!
今回はグリーンマックスの完成品ストラクチャー、珈琲所 コメダ珈琲店を購入したので見ていきます。実店舗シリーズの第二弾として発売された本製品、どこまでリアルか見てみましょう!
メーカ:グリーンマックス
品番:2713
商品名:珈琲所 コメダ珈琲店
メーカー定価:5,940円(税込)
発売時期:2023年10月(新製品)
パッケージ
以前に発売された東横インと比較すると、シンプルな外装ではなく、気合いの入ったパッケージになっています。売り場で目立ちますね。
↑パッケージ背面
全体が大きくパッケージに印刷されています。背景のカーテンっぽい模様は、店内の座席シートの色でしょうか。
↑パッケージ背面
背面には商品の特徴が写真多めで紹介されています。製品寸法は横110mm×縦105mm×高さ45mmです。大型看板は約60mmの高さです。
↑パッケージ側面
↑パッケージ側面
内容物
では早速中身を見ていきましょう
↑本体
本体は既に印刷、組み立て済みです。このままレイアウトにおいても十分なぐらいのレベルです。
↑シール
屋根に貼るシール、看板類、店内の再現シールが1枚に入っています。
↑看板、屋根上看板
オレンジの文字で「珈琲所コメダ珈琲店」と書かれた屋根上の看板と、三角柱な形状をした立て看板が別部品となっています。
↑説明書(表)
↑説明書(裏)
外観
↑正面
壁面は看板や窓部分を含めすべて印刷済みです。また壁面には凹凸があり、立体感があります。
↑背面
勝手口やエアコンの室外機があり、こちらも凹凸で立体感を表現しています。
↑右側面
左側の窓には屋根が別パーツで付いています。
↑左側面
拡大すると印刷のドットが見えるのですが、Nゲージのストラクチャーとして並べた場合は見えなくなるので許容できるかと思います。
シールの貼り付け
↑直型カッターとデザインナイフ
付属品は少ないですが、シールが多いのでここがメインの作業になります。なお、シールの切り出しには2種類のカッターを使用します。写真上が直型のカッターナイフで、写真下がデザインナイフです。この2種類を追加分けてシールを切り出していきます。
↑ステンレス定規をカッターマットに固定した治具
シールの切り出しには定規をマットに固定したものを使用します。マットは100円ショップのものでOKです。軽いものよりも重いマットの方が安定して切ることができます。
↑シール貼り付け部の脱脂
シールを貼る前に脱脂を行います。方法はいくつかありますが、今回はウェットティッシュにて清掃を行いました。他にも中性洗剤で洗ったりしてもOKです。
↑使用したウェットティッシュ(ノンアルコール)
ダイソーで販売されている、ノンアルコールタイプのウェットティッシュを使用しました。
↑眼鏡クリーナー
ウェットティッシュで清掃した後は眼鏡クリーナー等で水分を拭き取っておきます。
↑シール切り出しの様子
定規がマットに固定されているので、シールの切り出したい部分の微調整が簡単です。まずは切り出したい部分の長手方向を切りましょう。
↑シール切り出しの様子
長い方向、長い方向と2回カットした後に、短い方向、短い方向と切り出していきます。
↑シール切り出しの様子
切りたい部分が1~3mm程度の短い部分の場合、定規を当てて切ろうとしても滑ってしまい、うまく切れません。そこでデザインナイフをブスっと押し込む形で切ることにより、短い部分を直線に切ることが可能です。(押し込む際は他のシール部分を一緒に切らないように注意してください)
↑シール貼り付けの様子
ピンセットを使って各箇所にシールを張り付けていきます。
↑店内のシール
カウンターや厨房の様子も再現できるようにシールがあります。定規を固定しているので、シールの位置を微調整して綺麗に切っていきます。
↑シール貼付けのポイント
壁面にシールを貼る際は、カットしたシールの底面を貼り付ける箇所の真下に当ててから壁に当てると綺麗に貼りつける事ができます。
↑店内の壁のシールを貼り付けているところ
一旦床面にシールの底面を当てて、壁に貼り付けましょう。そうすると水平を揃えることができます。
↑店内シールを貼り付けたところ
カウンター部分は形状が複雑なため、難易度が高めですが、貼り終えると達成感がありますね。なお、座席やテーブルのシールは無いため、再現したい場合は塗装や色差しが必要です。
↑屋根用のシール部分
続いて屋根のシールをはります。この部分は建築用語で螻羽(けらば)と言うそうです。またこの部分の色は店舗によって異なり、製品では緑色ですが、オレンジ色の店舗も存在します。今度コメダ珈琲さんに行ったときにチェックしてみてくださいね。
特に色の理由ない無く、直営やFCなどは関係ないそうです。
↑屋根シールの切り出し
このシールがV字型になっているため、かなり切り出しが大変です。一歩間違えると大変なことになるので慎重に切り出します。V字になっている中央部分から外側へカットします。逆でカットすると中央部分を誤って切ってしまいます。
↑屋根シールの貼り付け
貼付けも難しいです。どこかで位置決めをして、ちょっとずつ貼付けて、調整して・・・の繰り返しで貼り付けないとズレでしまいます。
↑ポキでカッターの刃を切っているところ
作業中、なんだかカッターの刃が切れにくいなぁ、とか、切った断面が毛羽立っているなぁと思ったら躊躇わずにカッターの刃を折りましょう。今回の作業では3回ぐらい刃を折っています。仕上がりに影響するので、こういったものはどんどん使いましょう!
オルファの「ポキ」はそれほど高いものではないので、1個持っておくと安全に破棄できるのでオススメです。
立て看板の取付け
↑立て看板のシール貼付け
本体が終わりましたので、続いて立て看板のシールです。上部に二カ所、COFFEEと書かれたシールを貼ります。
↑立て看板のシール貼付け2
コメダ珈琲店と大きく書かれた看板を、三角柱の形をした看板に巻き込む形で貼り付けます。柱の空洞部分にもシールが回り込む形になるので、破れないように注意します。
屋根上看板の取付け
↑屋根上看板のカット
屋根上看板にはランナーの残りがあります。綺麗にカットする為、一旦ニッパーで少しずれた位置でカットします。
↑仕上げのニッパーで切断してるところ
一旦切ったらアルティメットニッパーで綺麗に処理します。この2段階でカットすることによって切断面を綺麗にすることができます。
↑使用する接着剤
各看板は接着剤で固定するのですが、今回はセメダインのEXクリアを使用します。通常であればゴム系接着剤を使用するのですが、最近の私のお気に入りの接着剤がこちらです。ゴム系接着剤の糸引き(ネバネバしない)せず、かつ透明でUV耐性もあるという優れものです。
ただ、あまり認知されていないのか、販売されている店舗が少ないのと口コミが少ないのが寂しいところです。プラモデルに限らず、ハンドメイド(UVレジンを使った工作など)にもおすすめの接着剤です。
↑EXクリアを使用して固定しているところ
立て看板は位置が決まっていますが、屋根上の看板は決まった位置がありません。好きな位置に止めることができますので、好きなところに固定しましょう。あまり屋根の上すぎる場所も見えにくいので、下から少しずらした位置に固定しました。
↑EXクリアのはみ出た部分を除去
接着剤を乾燥させた後、はみ出た部分を取り除きます。固まった後は除去が簡単で、爪楊枝などでカリカリするとポロポロと取ることができます。
↑屋根の接着剤余剰分を除去しているところ
屋根部分も少しはみ出してしまったので取り除きます。これで一通りの工作が完成です!
完成!
↑入口を見たところ
シールを貼ってより雰囲気が出る様になりました。今にでもドアが開いてカランカランと音が鳴りそうですね。
↑全体
看板の存在感もあり、ここにコメダがあるぞ!と主張してくる感じがあります。それではレイアウトに置いてみましょう。
レイアウトに並べてみる
コメダと言えば発祥は名古屋ですので、JR東海の車両と並べてみました。
JR岐阜駅近くの店舗は確か高架下あたりにあったと思うのですが、こんな雰囲気でしょうか。ちょうどTOMIXの高架の下に収まります。
ジオタウンにも組み込み可能ですが、店舗の後ろがはみ出てしまうので、ちょっとこの配置だと見栄えが悪くなってしまいました。もっと道路を囲うようにプレートが多ければ良さそうですね。
というわけで今回はグリーンマックスの実店舗シリーズ(?)第二弾のコメダ珈琲店を購入したのでそのレビューでした。Youtubeにも同様の内容をアップしておりますので、是非ご覧ください。
次の実店舗シリーズはどの店舗が再現されるか楽しみですね!