【加工】マイクロエースの103系に配管付きTNカプラーを付けてグレードアップ!

こんにちは!今回はTNカプラーネタです。最近のTNカプラーの流行りとして、配管付きや小型胴受けの製品が多く出てきました。そこで手持ちのマイクロエースの103系に使用できないかと思って加工したいと思います。

マイクロエースA-0413 103系西日本更新車 東海道線・スカイブルー7両セット

まずは加工する車両の紹介を簡単にします。品番はA-0413で、413系かと思ってしまいますが、103系です。発売は2005年頃だと思います。もう20年近い前の製品なんですね・・・。当時は体質改善車の103系がグリーンマックスやTOMIXからは出ておらず、マイクロエースが1番に製品化していました。

ケースもスカイブルーの専用色になっています。

東海道線と書いてありますが、JR京都線・神戸線で走行する103系です。2005年の発売時点で「現在この編成では存在しません」とあるので、日根野などに転属したのでしょうか?中間のサハだけ体質改善のメニューが違い、外観が異なるのが模型的に面白いです。

前面はこんな感じでダミーカプラーになっています。高運転台のクハですが、ちょっと窓枠が似てないような・・・。

中間連結部分はKATOカプラーに交換していましたが、連結間隔が広く、イマイチでした。

使用するパーツ

今回先頭部に使用するのはTOMIXのJC6395です。こちらは同社の103系JR西日本仕様の物ですが、マイクロエースにも使えると思って購入しました。配管付きで胴受けが小さいタイプです。

中間連結部には品番7711を2個使用します。

以前に発売された品番0399と仕様は同じです。しかし45個入りだったのに残りがもう少ないですね・・・。もっと欲しいんですが、TOMIXさん、また発売してくませんか??

実車の資料

加工に入る前に実車の観察をしましょう。姫路駅にやって来ました。ここでは播但線の103系を見ることができます。中間改造された車両なので、モデルは違いますが、現存するのが少ないので仕方ないです。

ジャンパ栓、胴受けの形状、配管などはこんな感じです。胴受けの端に金具?が付いてたりついてない車両があったりします。また、配管は元々がモハだったために、片側にしか付いていません。(クハは連結する向きが変えられるように配管が左右両方に付いています)

続いては加古川駅で、加古川線の103系です。こちらもモハからの改造なので配管は片方だけにしか付いていません。

先頭車両クハ103の加工

実車も見たことですし、加工を行いましょう。

車両の加工・分解は自己責任でお願いします。作業時は部品の破損や怪我に注意してください。

まずはボディを分解します。先頭車両は後ろ側(運転席とは反対側)から開けると分解しやすいです。

ボディが外れました。マイクロエースの103系は「つり革」が再現されています。これには当時ビックリしました。

スカートを取り外します。両脇で止まっているので、スカートの付け根を広げるような形で外していきます。

スカートの破損には十分注意して取り外します。

取り外したスカートです。

今回使用するTNカプラーです。先頭車両には胴受けが小さいJC6395を使用しますが、通常のタイプと連結器廻りが小さくなっているのがわかりますでしょうか???

スカートに続いて最初から付いているダミーカプラーを取り外します。ピンセットかマイナスドライバーで2点の「●●」ツメの部分を起こす形で取り外します。

ダミーカプラーが取り外せました。

今回の加工を行うと、裏面にあるライトのON-OFFスイッチが使えなくなります。(なんでこの場所に設置したのか謎ですが。恐らく基盤近くに設置して構造を簡単にする目的かと思います)

ライトのON-OFFをする場合はボディを分解して車内側からスイッチを操作することで対応します。このスライドする部分は結構滑りやすかったので気が付いたら勝手にOFFになっていることがありました。

TNカプラーを取り付けます。TNカプラー専用の取り付け穴がありますので、簡単に取付が可能です。左右合計4カ所の●部分にちゃんと嵌っているか確認してください。

こんな感じになりました。チラッと見える配管が良い感じですね♪

ボディを載せました。かっこいい!

ちなみに、このJC6395にはジャンパ栓が付いていません。そこで、JC6391を用意してみました。

こちらは高運転台用のTNカプラーで、ジャンパ栓が左右2か所ずつ付いています。これを分解して、カプラーの蓋をJC6995に移植すれば、「配管付き・ジャンパ栓付き・小型胴受け」というTNカプラーが出来上がるはず・・・!

ピンボケして申し訳ないですが、欲しい形になりました!

が、しかし。スカートの支柱に干渉してしまいました。ジャンパ栓は諦めます・・・。もしかしたら内側のジャンパ栓部分をカットすれば良かったかも?

中間連結部の加工

中間連結部の加工です。マイクロエースの台車はKATOカプラーやTNカプラーの両方に対応できる親切設計になっています。台車の裏にある爪をピンセットで摘まむとカプラー部分だけのパーツが取れます。

カプラーの反対側部分を片方の手で押さえて、カプラーを引き抜くと取れます。

あとはTNカプラーをポンと付けるだけです。

もしTNカプラーの白い粉が気になる場合は、ブラシでササッと拭き取りましょう。この白い粉は潤滑油のようなものなので、拭き取りすぎや水洗いはしない方がいいです。

動力車の加工

動力車は小さいネジでカプラーが固定されています。プラスの精密ドライバーでネジを外します。外したネジは大事に取っておきましょう。

左右をグネグネするとカプラーが取れます。TNカプラーの取り付け方法は同じです。

加工後

中間連結部は配管が付いて重量感が出ました。正確には配管が付いてるのは片側だけなので、こだわる場合は配管をカットしましょう。私はとりあえずこのままにしておきます。

先頭車両です。左側が交換前、右側が交換後です。同じマイクロエースの製品で大阪環状線仕様のを出してきました。

前からみても配管の存在が大きいです。ジャンパ栓が無いのが少し寂しいですが。

阪和線っぽく、クハ同士を連結してみました。スカートが垂れ下がってしまうのが少し残念ですが、かっこいい・・・。

KATOの201系京阪神緩行線と並べてみました。JR神戸線の新長田駅っぽいでしょうか?ちょっと昔のJR神戸線・京都を思い出しますね。まだこの頃321系は登場していない頃でした。

今回はスカイブルーの103系を加工しましたが、同社の播但線・加古川線にも応用できるかと思います。是非最新パーツで旧製品をアップグレードしてみてくださいね♪

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