こんにちは!以前に模型で見るサンライズ瀬戸・出雲号の資料を公開しました。今回は実際の車内の様子を紹介したいと思います。乗車時の参考にしてください。
模型で見る座席表はこちら
・5、12号車
↑ノビノビ座席の座席表
乗車券+指定席特急券で乗れる一番お手軽な座席、ノビノビ座席です。座席と言っていますが実際にはカーペットが敷かれたゴロ寝シート(雑魚寝)と言うのが合っています。座席番号がわかりにくいのですが、出雲市・高松方から1番(写真右)、東京方が7番(写真左)になっており、下段がA・B、上段がC・Dです。
(※11・12番はシングル個室です)
↑廊下から見たノビノビ座席
こちらは東京方から出雲市・高松方を見た方向です。左側がノビノビ座席、右側が廊下になっています。手前側が7番、奥側が1番になります。
右側の壁の下の方にコンセントがあります。
↑廊下から見たノビノビ座席
こちらは出雲市・高松方から東京方を見た写真です。上段に上がる階段が結構急ですね。廊下もそれほど広くないので、すれ違いは難しそうです。
↑ノビノビ座席の上段
ゴロンと横に寝れる様になっていますが、ちょうど頭の部分には仕切り壁があります。天井部分にはカーテンレールがありますが、カーテンは有りません。寝てるときに視界は遮られますが、音はダダ洩れなので、音が気になる人は耳栓やノイズキャンセリングイヤホンは必須です。
↑ノビノビ座席の掛布団と枕カバー
枕は有りませんのでカバンやクッション等を持参して枕代わりにする必要があります。掛布団はそのまま被ってもいいですが、クッション性が低いカーペットの上に敷布団として使うのも手です。その場合は別途ブランケット等が必要です。
↑ノビノビ座席の頭上
読書灯と室内灯、エアコンの吹き出し口があります。各照明はON・OFF可能、吹き出し口は向きと風量を調整可能です。
↑エアコンの吹き出し口
吹き出し口は左右の方向と風量を物理的に調整可能です。温度は変えられないので風向と風量で調整するしかありません。
↑備え付けのコップと室内灯スイッチ
角に小さなテーブルとコップがあります。コップはプラ製です。パソコンを広げる大きなテーブルやコンセントも無いので注意してください。先ほどの写真の様に、廊下にコンセントがありますが、数が少ないうえに共有になるので、盗難や紛失に注意する必要があります。ノビノビ座席利用時はモバイルバッテリーが必須です。
・3・10号車
↑ソロの座席表
ソロは個室で一番安い値段の個室です。とは言ってもシングルよりも1000円安いだけですが。シングルよりも少し狭くなりますが、私は気にならなかったです。大きな荷物がある場合や狭い部屋が苦手な方はシングルがいいでしょう。
一応2階構造になっているのですが、車内の案内図では平面に書かれています。奇数が下段、偶数が上段になります。この車両にはラウンジがあるので、ラウンジに近い個室はラウンジからの話し声が気になるかもしれせん。
↑ソロの上段
ソロの上段は狭い階段を数段上がった先にベッドが置かれています。ロフトで寝るようなイメージでしょうか。
↑ソロの廊下から見た各部屋
↑ソロの扉
ちょっと写真が分かりにくいのですが、写真左が上段への扉を開けたところ、右側が下段の扉を開けたところです。上段はドアを入ってすぐに上に上がるのに対し、下段は扉を開ければすぐベッドになっています。
↑ソロ備え付けの浴衣、枕、掛布団
ソロとシングルはノビノビ座席の備品とは違い、枕と浴衣が追加されています。
↑ソロ上段のベッドからドアを見た様子
上段は階段で上がる必要があるため、上から見ると結構な高さがあります。この階段部分も結構せまいので、乗り降りや荷物の置き場に困ります。大型のトランクは難しいと思います。
↑ソロ上段のコンセント
コンセントはドア横にありますが、空中にあるので使用する機器が落下する恐れがあります。ケーブルで使用するものはいいのですが、コンセント直差しのACアダプターなどは注意してください。
↑ソロのパネル
NHK-FMが聞けるサービスがありましたが現在では終了しています。各照明(常夜灯、室内灯、足元灯)のスイッチ、車内放送のボリュームスイッチ、アラーム時計、非常ボタンがあります。
寝ぼけて非常ボタンを押したり、車内放送をOFFにして途中駅で寝過ごし・・・なんてことにないように注意です。
↑ソロに備え付けのコップ
こちらにもコップが1つ置いてあります。プラ製です。
荷物が多くなく、狭くい所が落ち着く人や、屋根裏・ロフト・秘密基地が好きな人にはおススメの個室です。シングルよりも1000円安いだけ、と言われますがその分駅弁などの費用に充てるのもいいですよね。
・主に1、2、6、7、8、9、13、14号車
(※5、12号車に一部あり)
↑シングルの座席表(※号車により異なります)
↑シングルの廊下(2階)
シングルの車両はソロと違ってちゃんと2階建て構造になっています。これが電車の中だとは思えないですね。なんだかワクワクしてきます。
↑シングルの1階への階段
↑シングル2階
↑シングル1階
↑シングル1階
↑シングル1階
サンライズで一番数が多いシングルの個室です。1階と2階に分かれており、それぞれ印象が異なります。1階は下側が、2階は上側の窓と壁が湾曲しています。2階側は頭の方が狭くなるので、圧迫感を感じるかもしれません。
また、一部の箇所は1階でも2階でもない「平屋」が存在します。そちらは部屋が直方体になっているので、湾曲した壁や窓もなくスッキリした空間になっています。じゃぁその平屋の個室がお得じゃん!と思いますが、平屋の個室があるのは車両の端です。揺れが他よりも大きく感じるのが代償となっています。
・1、2、6、7、8、9、13、14号車の一部
↑シングルツインの部屋
シングルツインという一人なのか二人なのかよく分からない個室です。1人でも2人でも使えるのでこの名前になったと思うのですが、なかなか分かりにくい名前ですね。
↑シングルツインの上段のベッド
上段のベッドは可動式で畳むことができます。が、ベッドが片持ち梁方式で吊られているので、これは大丈夫なのかな?と思ってしまいます。転落防止のガードなどはないので寝相が悪い人は下段で寝てもらいましょう。
↑シングルツインの下段
写真右側に階段兼に持つ置き場の棚(?)があります。ここに荷物を置きすぎると上段の人が昇降できなくなってしまうので、考えて使いましょう。この下段のベッドは分解して座席になるようです。
↑シングルDXとサンライズツインの座席表
↑シングルDXとサンライズツインの廊下
↑サンライズツインへの階段
↑シングルDXへの階段
↑シングルDXの扉
いつかこの部屋を利用したいなぁ・・・。
※廊下と階段の写真だけで申し訳ございません。
・3、4、10、11号車
※4、11号車はシングルDXの乗客専用
↑シャワーカード自販機(3・10号車の東京方)
↑シャワーカード売り切れの表示
SALEとENDが交互に表示され、売り切れとなっています。
↑シャワーカードのサンプル
↑シャワーカードの案内
↑シャワー室の扉の案内
↑シャワー室内部(更衣室)
↑シャワー室内部(更衣室)
↑シャワー室内部(更衣室)
床は一段上がるようになっており、靴を脱げます。プールの更衣室のようなマットがあり、着替えを入れられるカゴが設置されています。右側がシャワールームです。この更衣室は中からカギが掛けられます。鍵の掛忘れに注意!
・3、7号車の東京方
↑ラウンジの全景
↑ラウンジの座席
↑夜のラウンジ
ソロの横にラウンジがあり、4席の座席とテーブルが左右に2セットあります。夜の都会を眺めるのもヨシ、朝の日の出を眺めるのもヨシです。ノビノビ座席では席に座ることができないので気分転換に来るのもいいかもしれません。
椅子の位置は固定ですが、クルクルと回転は可能です。背もたれはありません。クッション性は低いので長時間座るのは疲れるかも。テーブルは広いので食事やPCなどは余裕です。ただしコンセントはありません。
なお、この壁の向こうはソロの個室があるので、大きな声での会話やPCのカタカタターン!は控えましょう。
・5、12号車
↑自動販売機と乗務員室
↑乗務員室
なにやら見た目が喫煙ルームに見える乗務員室です。ちょっと謎です。
↑自動販売機(3,10号車)
自動販売機はここ以外にも3、10号車にもあります。必要最小限のラインナップで、500mlペットボトルはありません。売り切れている場合もあるのであまりここを頼らない方がいいかも・・・。乗車前には十分な水分と食料を持ち込みましょう!
まだまだ写真が足りないのですが、私が何度が乗車してなんとか紹介できる写真をまとめてみました。いつかはシングルDXに乗れることを夢見て・・・。
去就が危ぶまれるサンライズエクスプレス、是非皆さんも乗ってみて夜行列車のひとときを楽しんでみてはいかがでしょうか。