こんにちは!前回はEF64-1000を購入しましたが、けん引する貨物が必要だと思い、コキ106を増備してみました。既に何両もあるのに何故か増備してしまう貨物シリーズ。不思議ですよねぇ。
メーカ:TOMIX
品番:8746
商品名:JR貨車 コキ106形(前期型・新塗装・コンテナなし・2両セット)
メーカー定価:2,090円(税込)
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/8746.html
発売時期:2023年3月(新製品)
TOMIXで一番売れてる商品、実はコキ100系シリーズです。貨物は2、3両だけではなく10両~20両といった長編成にもなるのと、1両が約1000円程度なので買いやすいのもあるのかと思います。
実車の説明をすると、コキ106はコキ104の後継車両として登場(コキ105が5両だけ存在していますが)コンテナ貨物列車の主力となる車両です。コキ104と同様、1両単位で連結できるため、自由に連結することができます。コンテナ貨物列車でこの車両を見かけない日はないのでは?というぐらい数多くの車両が存在しています。
製品は「新塗装」となっていますが、従来の青色からグレーへと改められた姿になっています。
↑コキ106が2両
内容物はこれだけです。付属品や説明書は一切無しというシンプルな構成です。側面にある黄色の丸いハンドルは取付済みです。
↑交換用パーツリスト
特に補修が必要なパーツは無いかと思います。TNカプラーに交換する場合は品番:0393を使用します。後でGMのナックルカプラーに交換します。
↑ロット
ロットはW14BCでした。
↑コキ106-153
↑コキ106-391
新塗装ということで、全体がグレーとなり見かけはコキ107に似た形になりました。
↑旧塗装のコキ106
「突放禁止(とっぽうきんし)」とJRFのロゴマークがありましたが、検査時に再塗装され、この表記が消えているとのこと。
↑青色のコキ106と新塗装のコキ106
配管も違うとのことで並べてみましたが、違いがわかりますでしょうか?2つある丸いタンクの位置や表現方法、配管の細かい部分が再現されています。これはレベルの高い間違い探しのようですね。30年ぐらい前のコキ50000だとこの辺りは黒いウエイトで埋まっていた部分なのですごいなぁと思います。
↑GMナックルカプラー(短・グレー)
続いてカプラーを交換します。使用するのはGMのナックルカプラーです。1個当たりの単価は高いのですが、形状がリアルなので貨物列車を中心に使用しています。
このナックルカプラーは長さの違いが3つあり、「長」「中」「短」とあります。車両・台車の形状とレイアウト条件にもよりますが、私はコキ100系統には「短」を使用しています。カーブの最小半径はC280で特に問題は起きていません。S字カーブやカーブ半径が小さいレイアウトには「中」や「長」を使用するか、混在させて組み合わせた使用方法(片方が「短」もう片方が「中」など)のが良いかと思います。
それでは交換していきましょう。
※加工の際は怪我や部品の紛失、損傷が無い様に注意して作業してください。
↑台車を取り外したところ
車両から台車を取り外します。ビス止めですので、プラスドライバーを使用して取り外します。ビスの紛失に注意してください。黒いのでどこかに行くと見つけにくいです。
↑台車からカプラーを取り外しているところ
TOMIXのアーノルドカプラー車は金属のフタでカバーされています。これを外すのには写真のように横の隙間からピンセットかマイナスドライバーで押し込むようにします。外れた際に中身のスプリングとカプラーが飛び出す場合がありますので注意してください。
↑台車からカプラーを取り外したところ
カバーを外して中身を出しました。スプリングは流用するのでこれも無くさないようにしてください。
ここで気づいたのですが、旧製品と比較すると台車の形状が変更されています。以前はカプラーカバーが下向きにあったのですが、いつの間にか上側に変更になっています。
↑カプラーカバーの形状を元に戻しましょう
交換する前に、取り外したカプラーカバーですが、外した際に変形する場合があります。わずかにですが、カタカナの「ハ」の字になるように形を修正しましょう。
↑カプラーをカットします
説明書には「根元からカットしてください」とありますが、TOMIX車両だとその方法では作業がやりにくい所があります。そこで・・・。
↑カプラーを入れた様子
あえてカプラーの根本部分のランナーを少し残して切りました。こうすることでスプリングが中に入って加工がし易くなります。カプラーの向きについてですが、良く上下を逆にしてしまうことがあります。そこで覚えておきたいのが、
「カプラーは右手で握手する向き」
と覚えておくと加工中にどっちだっけ?と迷うことが無くなります。(台車の上下は良く確認してくださいね。)
↑カプラーカバーを取り付けたところ
スプリングとカプラーを入れたらカバーを取り付けます。この際にスプリングとカプラーが暴れることがありますので、飛んでいかないよう再度注意します。
念のためこの時点でカプラーの向きが「右手握手」になっているか確認しておきます。
↑カプラー交換後
いい感じに連結間隔が短くなりました。
↑EF64-1000との連結
機関車側もナックルカプラーを取り付け連結してみました。なかなかいい感じですね。これで伯備線貨物はもちろん、機関車や編成を変えていろんなコンテナ列車が楽しめそうですね。
コキ100系は自由な編成で組めますので、皆さんもぜひいろんなコキとコンテナで自由に組んでみてくださいね。