【実車記録】381系ゆったりやくも

こんにちは!

前回までは模型での話でしたが、実車の紹介もしようと思います。

↑岡山(おかやま)駅に停車中の「ゆったりやくも」サブ編成 2022年5月

出雲市(いずもし)行きのやくも号は岡山駅2番線からの発車です。そのため、ホームからの撮影の他、お隣の3番線側からの撮影も可能です。

※3番線に発着する列車や旅客に注意して撮影しましょう。

この日はサブ編成(クモハもパノラマも入っていない編成)が4両で運転されていました。

↑3号車の2号車の連結部分

床下機器が見えやすいようわざと焦点位置を変えています。台車やトイレタンク、配管などが良く見えます。近年では台車や床下機器がグレーに塗装されている編成もあるので、模型でも再現すると面白いかもしれません。

 

↑やくも号と213系との並び

3番線には山陽本線上り列車や赤穂線の列車が入ってきますので、編成にもよりますが並んで撮影が可能です。

が、しかし・・・線路間に停止位置目標の柱が立っている関係で、どうしても車両と被ってしまうのが難点です・・・。

↑スーパーいなば号とやくも号(国鉄復活色)の並び 2022年4月

先ほどの、4両編成の先頭車側は柱が無いので被らないのですが、6両編成の場合は被ってしまいます・・・。

↑クモハの入ったノーマル編成 2022年5月

続いて、一番多く目にするノーマル編成です。この日は4両編成での運転でした。

↑クモハ381-506

よく見ると台車も床下機器もグレーに塗装されているようにも見えます。

↑モハ380-75

↑サハ381-223

実はクロは取り損ねました・・・。やくも号は入線後すぐに発車していきますので、撮影は素早く行いましょう。

 

↑岡山駅東跨線橋(こせんきょう)から

岡山駅構内に跨線橋があり、神戸方にあるのですがあまり使用されておらず、ちょっと人気の無い所があります。そこから屋根上が撮影できるので、パンタグラフや屋根上機器の観察が可能です。

まぁ381系は屋根上機器が極端に少ない形式なので、あまり参考にはならないかもしれませんが・・・。パンタグラフや屋根の汚れ、ベンチレータ・無線・ホイッスル・信号炎管など見るところは意外と多いです。

(こちらの編成は先ほどのサブ編成のクハ側です)

↑クモハの貫通扉が使用されている様子 2018年9月

さてさて、クモハが入ったノーマル編成は、増結編成が連結されると車内の通り抜けが可能です。

↑クモハの貫通扉が使用されている様子 2018年9月

転落防止目的のヘッドライトが点灯し、連結部分は明るくなっています。

 

では車内を見てみましょう。

↑車内の様子(ゆったりやくも普通車)

ゆったり改造によって車内は大きく変わっています。照明が直管の蛍光灯だったのが、電球型蛍光灯(?)のような丸い形状に交換されてダウンライト風になっています。このため、車内は少し暗いですが落ち着いた車内になっています。

↑座席のアップ

381系では空調のダクトが窓側の下側(足元部分)にあったのですが、これを隠すために座席部分を1段あげてハイデッキ?タイプとしています。段差が生じるために、黄色のラインが敷かれています。

↑デッキの様子

デッキ部分は木目調の化粧板に交換されおり、ちょっと高級感がありますが、JR西日本の体質改善車では相変わらず(?)の乗降ドア部分はそのままとなっています。

↑クハ381-107の車番

さて、ここからは変わり種(?)のお話です。増結編成のクハ381-100については日根野または福知山からの転属車両です。元々はくろしお色か国鉄色だったのですが、転属に伴いゆったりやくも色に塗装されています。

で、車内に入ってみると・・・。

↑クハ381-107の車内

座席だけゆったり化している!

実はこの転属車両、内装はほぼ転属前そのままなのです!座席はゆったりやくも仕様ですが、照明や化粧板はそのままで、座席の嵩上げも行われていません。そのためほぼ往年の381系の雰囲気を残しています。照明もそのままですので、先ほどのと比べると結構明るいですね。

↑足元のダクト部分

そのため、足元のダクト部分はしっかり残っています。

↑窓横のダクト席

窓側に座ると、この足元にあるダクトが結構邪魔だったりします。一部の座席については窓側席が無く、通路席だけ席があるという変わった座席配置になっています。

(この変な座席配置は各車共通です)

↑窓側の座席がない様子

↑転属車両の座席

座席のアップです。ダクトが残っている様子、ハイデッキ化されていない様子がわかりますでしょうか。

↑窓の淵に残るオーシャンブルー

そして極めつけがこちら!なんと窓の外側にオーシャンブルーな色が・・・。これは前のくろしお色の塗装の形跡ですね。まさかこんなところにくろしお色の残りがあるとは思いませんでした。ほかのクハにも残っているか調べるの面白いかも?

 

この車両は増結編成のクハですので、7両編成時の7号車になることがほとんどです。模型でも照明の明るさを変えてみたり、内装の違いを再現してみても面白そうですね。

また、この7号車は比較的空いている号車ですので、混雑を避けたい人や昔の381系を味わいたい方には良いのではないでしょうか??

最近では国鉄復活色も出てきて盛り上がっている「ゆったりやくも」皆さんも模型だけではなく是非実車も乗ってみてくださいね!

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